小学生を対象としたワークショップ! 「まちをつくろう」(通称まちつく)

私たち金子研究室は、毎年8月に小学生を対象としたワークショップ(体験型講座)を大阪市立住まい情報センターと他大学とで共同主催しています。
テーマは「まちをつくろう」です。2日間かけて施設のホールに段ボールや紙筒を使っていろいろな建物をつくり、おおきなまちを構成します。基本のテーマはまちをつくることですが、どのようなまちをつくるかは毎年異なります。2018年は「城下まち」がテーマになりました。その他にも、「エコ」なまち、舞台を「宇宙」にしたまち、などさまざまです。

まずは「まちづくり」に必要な知識を学びます

学生スタッフらは半年間かけて毎年テーマに沿った内容で寸劇、プレゼンをつくっていきます。そして小学生たちにはまちづくり制作に入る前に、その劇を通しながらテーマに関する知識や歴史を学び、どのような建物をつくっていくか、想像を膨らませてもらいます。同時に、初めて扱うカッターなどの道具類の使い方や注意点なども学んでいきます。

大阪城について学んでいます

制作開始!

はじめに、小学生は4つのチームに分かれます。チームごとにひとつ、全部で4つのまちをつくります。リーダーによるまちづくりの方向性が決まったら、小学生は親と相談しながら設計図を描いていきます。学生スタッフは手助けはしていきますが、基本的に作り上げていくのは親と子です。次は設計図をもとに、どんな材料がどれだけ必要か、どの部材を作っていくのか考えていきます。材料もチームごとに限りがあるのです。

どのような建物をつくるのか発表中

そしていよいよ制作です。自分が建てるスペース、敷地は決まっています。また時間も限られています。その制限があるなかで、自分が作りたいように進めるのは大変です。そのつど親や学生スタッフたちと相談し工夫を凝らしたり、設計を変更して問題を解決していきます。ですがけっこう無茶に思える設計やアイデアも、意外と何とかなったりします。また「完成」させる、ということを目標に子供を納得させつつ誘導していくのも学生スタッフの腕の見せ所です。

学生スタッフや親に手伝ってもらいながら制作を進めます

最後は小学生による渾身のプレゼン!!

そうして長い時間を費やして作り上げた、各々の渾身の作品の発表会です。
自分が何にこだわったのか、なぜこれを考えたのかなど、実物を示しながら説明していきます。まるで建築家ですね。最後に各チームには、そのまちの特徴をたたえた特別賞と大賞が贈られます。

自分の作品の前でプレゼン中

こうして、このワークショップを通して建築やまちをつくることを親子一緒になって実際に学ぶことができるのです。この企画は大変人気で、毎年リピーターを含め多くの参加希望が集まってきています。現在は会場の都合で定員が限られていますが、いずれは規模をどんどん大きくしていきたいですね。

我ら京大からのチームリーダー だーうー(すまい丸.ver)
寸劇主演もつとめ大活躍でした。お疲れ様でした。

この記事の研究室

金子研究室

都市環境を支える構造材料をつくる。ミクロからマクロへ、全ては設計のために。