人々の安全と財産を守り、快適な空間を長期間にわたって提供する。
もともと地震が多発するわが国において、地震に対する構造物の安全性は、社会的な関心事の一つといえます。西山・谷研究室では、地震、火事、劣化作用など多様な外乱に対して、建築物に暮らし利用する人の安全と財産を守るとともに、 建築物の長寿命化を目指し、主に鉄筋コンクリート造・プレストレストコンクリート造等のコンクリート造系の建築物を対象に、高性能・高機能な建築部材と構造を開発し、その設計法を研究しています。
西山 峰広 | 教授
京都府北部の加悦谷高校出身。高校までずっと山の中で田舎暮らし。
京都大学の学生となって以来,途中カンタベリー大学に留学した以外,ずっと京都暮らし。2018年春,Juke GT-Four Turboを売り払い,歩きと公共交通機関による生活を選択,毎日曜のテニスもクラブまでバスと電車を乗り継ぎ。
建築構法学講座の前身であるコンクリート系講座は,坂静雄先生に始まり,六車煕先生,渡邉史夫先生へとつながる伝統ある講座。多くの卒業生を輩出し,各界で活躍中。
もともと鉄筋の挙動把握のため鉄を扱っていたが,最近は,伝統にとらわれない研究をしたいと新しい鉄骨構造の研究を開始。
3回生の鉄筋コンクリート構造の講義では,質問票として提出される全学生の質問に1週間以内に回答したり,巨大なスポンジの梁や壁で変形の様子を見せたり,その講義スタイルは特徴的。
谷 昌典 | 准教授
1979年京都市生まれ。洛南高校出身。修士課程修了後、一度は民間企業に就職したものの、研究・教育の道を志す気持ちが強くなり、1年余りで退職して博士後期課程の学生として京都に戻る。その後、神戸、つくばでの勤務を経て、2015年より現職。専門は鉄筋コンクリート構造に関する実験・解析。以前は自転車でびわいち、かすいちを完走するも、最近は少し休憩中。月1回、京都の奥座敷に集まるクラシックカーに囲まれて癒されるのが楽しみ。
【所在】615-8540 京都市西京区京都大学桂 桂キャンパス C2棟 3階 309号室
【連絡先】075-383-2937 mnarchi.kyoto-u.ac.jp
【URL】http://www.rc.archi.kyoto-u.ac.jp/
【構成】
2018年度:学部生5名、修士10名、博士3名(うち留学生2名、社会人博士1名)、留学生3名
2021年度:学部生5名、修士10名、博士4名(うち留学生2名、社会人博士1名)、研究生1名(留学生)
【主な進路】
2017年度:卒業生…兵庫県庁 修了生…JR西日本、東急建設、竹中工務店、東京電力、大成建設、構造計画研究所
2020年度:修了生…博士後期課程進学、株式会社大林組、株式会社長谷工コーポレーション、大成建設株式会社、東急株式会社