フィールドを通じた研究・実践から、固有性と多様性を備えた豊かな居住をめざす
人間居住の多様性、またその表れとしての居住空間の多様性に対する関心と敬意を根本に据えながら、主として地域性や生活文化との結びつき、時代・時間との関わりに注目し、具体的な都市/建築/住居の構成・形成プロセス・使われ方についての調査研究、および実験的プロジェクトの開発・実施・評価を行います。また、その成果を実践(設計提案・施工・ワークショップ)を通じて現代の社会に還元していくことをめざします。
柳沢 究 | 准教授
1975年神奈川県横浜市生まれ。徳島・東京を経て横浜の高校を卒業、歴史と物理が好きで絵がまあまあ得意という理由で建築学科を選び、建都1200年で盛り上がる京都へ。1・2回生時は不完全燃焼だったが、20歳の頃の1年間のバックパッカー生活で建築と旅の面白さに目覚め、以後設計に打ち込む。修士でたまたまヴァーラーナシーを調査して以来、定期的にインドに通うようになりはや20年。2008年の博士学位取得後は住宅やリノベーションの設計業務に励むが、やはり研究をしたくなり、2012年より名古屋の名城大学に着任、2017年に5年ぶりの京都へ。建築以外で好きなもの・ことは、旅・お酒・日曜大工・園芸・漫画・ピアノ・古くて複雑で多様なもの・異種混合のなにか・自分で採集したものを食べること。
インタビュー記事 https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2024/05/29/14515/
【所在】615-8540 京都市西京区京都大学桂CクラスターC1棟269室
【連絡先】075-383-3282 yanagis.labgmail.com
【URL】http://q-labo.info/kyoto/
【構成】
2024年度:学部生2名、修士6名、博士4名、研究生1名(うち留学生5名)、准教授1名
【主な就職先】
博士課程進学、ゼネコン設計部・開発部、アトリエ系設計事務所、組織系設計事務所、ハウスメーカー研究部、広告代理店など