居住空間学

神吉研究室

地域の歴史を受け継ぎ、居住空間・環境・営みの保全、進化を描く

地域の歴史を受け継ぎ、居住空間・環境・営みの保全、進化を描く

地域の歴史を受け継ぎつつ、居住の空間・環境・営みの関わりが保全され進化していく姿を描く都市・農村計画に取り組みます。地域のもつ価値を現代の我々がどう理解すべきか、多層的に捉えてこそ見出される 真実性評価と地域づくりの方法提案を行います。
■地域の居住空間における「動的真実性(Dynamic Authenticity)」を扱う都市計画・農村計画
地域の歴史を受け継ぎつつ、居住の空間・環境・ 営みの関わりが保全され進化していく姿を描く都 市・農村計画に取り組みます。地域のもつ価値を 現代の我々がどう理解すべきか、多層的に捉えて こそ見出される真実性評価と地域づくりの方法提 案を行います。
■地域主導の居住デザインに参与協働する実践手法 としてのフィールド・スクール
その地域らしい自然と人の関係から生まれた風景は 「文化的景観」に位置づきます。この風景の見方は、 人々の間で日々地域らしさが進化していく自律性を 重視するものです。地域主導で日々の居住をデザイ ンしてい く活動に直接協力する実践を国内外で行っています。

神吉紀世子 | 教授

都市・集落の形成履歴を重視しつつ、自然環境、町並み、生活・生業文化の地域性が持続的かつ柔軟に将来展開していくことのできる、空間再編のあり方を研究しています。生活環境がもつ価値や意味を再評価・情報共有しながら継承発展をめざすための人的システムや計画システム提案に、国内外の事例地と協力しながら取り組んでいます。

清山 陽平 | 助教

遍在する現代風景のローカリティを探究しています。具体的には、近代以降に発生した非計画的市街地などにて、現在の雑然さをつくる大小さまざまな変更行為の重層(ツギハギ)状態を、発生以来の生活・生業に纏わる個別具体の来歴の<跡形>群とみることで、庶民地風景の真正性評価や理解促進、ひいては今後の計画・設計へ繋げるべく、研究をしています。 1992年京都生まれ、落ちているものを拾うのがすき。

【所在】615-8150 京都府京都市西京区京都大学桂 桂キャンパス C1棟 3階 4-269A号室
【連絡先】075-383-3282
【URL】http://www.kanki-lab.archi.kyoto-u.ac.jp/
【構成】
2018年度:学部生3名、修士11名(留学生1名)、博士3名、教授1名、助教1名
2021年度:学部生3名、修士7名(留学生1名)、博士3名(留学生2名)、教授1名、助教1名
【主な就職先】
ゼネコン、組織設計事務所、個人設計事務所、都市計画コンサルタント、国交省、地方自治体、博士進学、等。